目的と可能性

不動産活用

台風一過の土曜日。大分県下はあまり被害はなかったようで、弊社の管理物件も被害はなく、台風対応は一件もありませんでした。おかげさまで午前中は、自動車学校で教習を受け、バイクで清々しい時間が過ごせました。

午後は、先日ご紹介頂いていた貸家を所有のお客様と面談。奥様のご実家というお家の利活用のご相談でした。現状、知人の家の建て替えのために一時使用で賃貸しており、退去後の利用について色々とアドバイスをさせて頂きました。

面談中、お客様に賃貸にだされる目的や、今後の利活用の方向性などを色々ヒアリングすると、もともとご実家を人に貸せば、通風・通水などの管理の手間が省けてありがたいという思いがあったとのこと。賃料収入が目的でなかったためか、とても賃料は安価に設定されてました。また、前述のとおり、解体・売却を見越しているため、リフォーム等は行わずに現状で借りてもらいたいということで、それも希望する賃料が安い所以だと思います。

しかし、還暦を迎えた一戸建てを安い賃料で貸せば、固定資産税や修繕費などが売上を圧迫するどころか、ヘタをするとマイナスに転じる危険性もあること。貸す事で滞納や近隣とのトラブルなどが発生するリスクや、確定申告などの手間が発生することなど、煩わしく感じていた管理の手間以上の手間がかかる可能性があることも、今回お伝えさせて頂きました。

また、そのようなリスクがあっても、自分で管理するより誰かに住んでもらいたい場合を想定して、将来の解体・売却を見越した定期借家でのご契約や、設備不良に対する対応や細かい契約内容、賃貸管理のご案内など、色々とご提案をさせて頂きました。今回、ご相談頂いたことで、お客様も目的とリスクが明確になり、今後の判断材料も増えたのではないかと思っています。

今回のご相談もそうですが、いざご相談となると手技・手法などの方法論に偏りがちですが、忘れてはならないのは、相談者のそもそもの目的です。これを把握すること、予定している計画がその目的に見合っているかどうかを考えて頂くことがとても大切だと思っています。

今回、最後にお客様にご提案させていただいたのは、近い将来としていた解体・売却を、今回の退去でやってしまうというもの。それは、希望する賃料でのキャッシュフローは、売却後の手残りを金融資産で運用しても達成できそうな額だったためです。

売却することで、空き家の管理をすることもなく、また貸す事で発生するリスクもなく、予定していたキャッシュフローを得ることが出来ることをお伝えしました。売却でも賃貸でも管理でも、いずれを選んで頂くにしても、良いお取引になるように頑張りたいと思います。