人も物件も見た目は大事

不動産仲介

今月1日に、2020年度の「賃貸契約者動向調査」がプレスリリースされましたが、もうご覧になられたでしょうか。この調査は、リクルートが毎年おこなっているもので、不動産賃貸の業界に携わる方には割とメジャーな調査ではないかと思います。

その名のとおり、賃貸住宅を契約した方の動向について調査が行われており、物件を内見した数や、不動産会社に訪問した数、決めてになったことなど、業界に携わる方には有益な情報が提供されています。弊社でも、管理物件のグレードアップや空室対策のシーンなどで、導入する設備・サービスの選定する際、参考にしたりしています。

※株式会社リクルート 2020年賃貸契約者動向調査(首都圏)より抜粋

調査の内容を一部ご紹介すると、上の画像のように設備に対する満足度の調査などを行っていたりします。ファミリーにはスマートキーの満足度が高く、一人暮らしには無料インターネット完備の満足度が高くなっていることなど、一人暮らしやファミリーで満足する設備が異なることがこの調査でわかります。ちなみに、24時間出せるゴミ置き場は、全体で5年連続の1位を獲得しています。

調査では、この他にも多岐にわたって賃貸物件を探す方の動向を調査しており、不動産賃貸業に携わる方には有益な情報があると思いますので、是非こちらのリンクから詳細をご確認ください。

さて、今日はちょっと前置きが長くなってしまいましたが、皆さんは”カーブアピール”という言葉をご存知でしょうか。このカーブとは、急カーブとかの”curve”ではなく”curb”。直訳すると車道と歩道の間の”縁石”という意味です。このカーブアピールとは、車道と歩道の間の縁石側から見える不動産の見た目の良さ、つまりは人目を引く不動産の外観という意味で、簡単にいうと物件の第一印象の良さです。

賃貸仲介に携わったことのある人なら経験があると思いますが、内見でドアを開けた瞬間にお客様のテンションが上がる物件もあれば、ドアを開けたら排水溝の匂いがして、靴を脱ぐこともなく断られる物件もあります。そのため、空室対策として、スリッパを用意したり、芳香剤を置いたり、ウエルカムボードを設置したりして、ドアを開けた瞬間の第一印象を良くしたりしていると思います。

しかしその一方で、室内よりも前に目に入ることになる、物件の外回りの印象に気を配れていない方が意外と多くいらっしゃいます。アメリカでは、この外観の印象は重要視されているらしく、物件の売買や賃貸物件のパフォーマンス向上のために、カーブアピールを高める施策に取り組んでいるケースが多々あるそうです。

先程の賃貸契約者の動向でも分かる通り、ゴミステーションの状態は、入居希望者にとって重要なファクターとなりそうですし、ポスティングチラシで溢れかえる集合ポストや、放置自転車が溢れる駐輪場、管理不足で無秩序な植栽などを見ると、部屋に入る前から入居を見送られてしまいそうです。

意外と見落としがちなカーブアピール。新規の管理物件もカーブアピールがちょっと弱めですので、しっかりとご提案したいと思います。