お願いしたから大丈夫と思っていませんか?

賃貸経営

自身が所有する物件を不動産業者へ募集を依頼する。オーナー様にとって当たり前に大切なことですが、不動産業者に募集を依頼していても、募集がきちんとなされないケースがあります。募集をしていないと言うと語弊はありますが、少なくともオーナー様の期待通りの募集がなされてないという可能性は十分あります。これは、以前のブログでも書きましたが、稀なケースではありません。

オーナーが不動産業者に空室の募集を依頼したら、当然の様にWEBに公開され、アットホームやスーモ、ホームズといった所謂ポータルサイトに掲載されるのが普通と思ってませんか・・・?これ、意外と当たり前ではないんです。

過去の募集の形跡が無い謎の物件

今日も新規の募集依頼を受け、とある物件を購入されたオーナー様と物件を確認しました。
私の場合は通常、物件に伺う前に以前の募集状況などを確認していますが、今回の物件は募集されていた形跡がありません。成約事例はもちろんのこと、募集を行っていた形跡がないのです。物件名で検索しても情報が出てこないので、購入前は会社の社宅か何かで、一般向けの賃貸物件ではないのかも・・・?と疑うぐらいでした。

空室を確認する際に、これまでの情報がないこと事をオーナーに伝え、以前の事を尋ねると、どうやらWEBなどでの募集もそうですが、全体的に積極的な募集を行ってはいなかったらしいとのこと。ポータルサイトでの履歴が無いのも納得です・・・。当然、空室率は徐々に悪化したようで、現在の空室率は30%を超え、室内もボロボロの状態の部屋が多い状況でした。

募集を依頼する際は、しっかりと確認を

そもそも、客が募集の依頼をしていて、成約すれば仲介手数料も入るというのに、なぜ仲介業者は募集をしないのかと、疑問に感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、それには理由があります。しかし、それはまた後日お伝えするとして、今回お伺いした物件の以前の仲介業者が、なぜ空室の多い物件を広く募集をしていなかった正確な理由は不明ですし、それは過去の事。仲介業者が変わった今となっては正直どうでもよいことです。しかしながら、今回のケースでわかるように、今後オーナー様が募集を依頼する際は、少なくともどのように募集をしてもらえるのかは確認しておく必要があると思います。

  • ポータルサイトへの掲載の有無
  • AD(広告料)の有無と、負担した場合のメリット
  • 他社からの客付けの際の手数料の設定
  • 現地キーボックス設置の有無 etc…

担当者と上記の様な内容を打合せし、担当者にお願いできるところはお願いした上で、

  • 間取り作成のための平面図
  • 駐車場の配置図
  • 募集条件が分かる資料
  • 外観や室内写真のデータ
  • 登記事項証明 etc…

上記の様な資料を仲介業者にお渡し頂けると、手間も少なくなり募集スタートまでスムーズにいくものと思われます。

不動産業者の中には、「AD(広告料)を〇ヵ月払って頂けるなら、ポータルサイトに載せます」とか、「専任物件はポータルサイトに載せます」とか、会社によって募集のやり方が違います。募集依頼の際には、担当者と募集に関する打ち合わせをしっかり行い、掲載のフィードバックをもらい、実際にご自身の目で募集状況を確認することが大切です。