あなたを取り巻く住宅事情

相続対策

皆さんは、持ち家派でしょうか、それとも賃貸派でしょうか。そもそも、どちらが得かという話は、所有する場合の立地や、その人の状況によって決まりますし、双方にメリット・デメリットがあるため、一般論としてそれを論じることは、僕は不毛だと思っています。

しかし、「あなたの場合」と、絞ってシミュレーションをするのは、より良い選択肢を選ぶうえで大切な材料にはなり得るのは間違いないと思います。今回は、そんな”あなた”を取り巻く住宅事情について考えてみましょう。

相続する可能性がある家を考えてみる

皆さんのご実家は、持ち家でしょうか? 結婚されている方は、ご主人・奥様のご実家、お二人のご両親のご実家、おじいちゃんおばあちゃんの家はどうでしょうか。

人によってそれぞれご事情はあるでしょうが、ご結婚されていて、ご夫婦共に実家は持ち家、実家のご両親のご実家も持ち家となると、下の図の様に、あなたと奥様が相続する可能性がある家は6軒あるという事になります。

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全ての世帯が持ち家ということは、なかなか無いのかもしれませんが、それでも日本の持ち家率は60%を超えていますから、6世帯あれば4世帯ぐらいは持ち家の可能性が高いです。

ちなみに僕の場合は、僕の実家も、妻の実家も持ち家で、僕の両親の実家は父方、母方共に持ち家。妻の両親は、義父の実家が持ち家です。相続するかどうかはさておき、やがて主を失う家を僕と妻の家族で5件所有しているということです。

もう一度言います、家が5軒です(笑)

たしかに、相続するかどうかは分かりませんが、5軒もあるので、そのうちの1軒を相続する様なケースは考えられます。

何が言いたいかと言うと、これは人生観やライフデザインに関係するものだと思いますが、いずれ家がタダで手に入るとしても、あなたはいま家を買うか?を問いたいわけです。

お金がかかるのは住宅だけではない

たしかに、仕事、子供の教育環境、利便性など自分が望むライフスタイルを、ご両親や祖父母の家の立地では叶えることが出来ない可能性はあります。ましてや、新婚当社から同居なんて、昨今の新婚さんは受け入れられない人も多いでしょう。また、日本の持ち家、新築信仰は根強いものがありますから、やはり家を建てたいと思う方が多いのも理解しています。

しかし、お金がかかるのは住宅だけではありません。教育にも、老後にもかかります。だからこそ、家を持ちたいと思っている方は、自分を含めたご家族の家事情を一度冷静に分析した方がいいと思うのです。

近ごろ、土地購入に際し、手付金を十分に用意できないお客様が本当に多くなりました。住宅ローンが簡単に通ってしまうので、家が欲しくなったというだけで後先考えず家を買ってしまうのかもしれません。

座って半畳、寝て一畳、天下取っても二合半

日本には、こういういい言葉があります。立地は好みじゃないけど、間取りがイケてないけど、真新しくはないけど、少し我慢すれば、家をタダで手に入れることが出来るかもしれません。

ご存知の通り、すでに家は余っています。ご両親やおじいちゃんおばあちゃんの家ではなくとも、これからまだまだ「主を失う家」は大量に出て来ます。

家は人生を左右するほどの大きな買い物です。同居の選択肢を含め、色んな角度から考えることが大切だと思います。